00070 「マーケティング」観念をめぐる誤解
 

従来型ビジネスは、あくまで供給サイドの資本の論理、生産者の論理であって、需要サイドとの「関係づくり」を重視するものではありませんでした。ですから、伝統的なビジネス論には、生活起点発想、つまり、生活課題のよりよき解決という発想が、そもそもありませんでした。残念なことに、こうした企業はまだまだ散見されます。そして、業績が停滞すればするほど、いかに売るかを考えて、ますます低迷しています。しばしば誤解されていますが、マーケティングには、「売る」ということばはありません。マーケティングと呼ばれるいとなみとは、よりよき課題解決ないし価値創造にむけた「関係づくり」と「物語り」を意味しています。


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