前提を組み替える時代
人間や生命は、つねに安定した条件下にあるとは限らない。主体・制度・関係・環境の変動の中で、不足や制約を含みつつ存在している。それは、特別な例外ではなく、生の基本条件の一つである。

ひとは、他者や環境との関係の中で世界を認識し、判断し、行為している。こうした《認識と判断》は無前提に生じるのではなく、言語、概念、経験、価値観、歴史観、社会像、自然観など複数の前提に支えられている。物語はしばしば、それらを束ね、時間的な連なりを与え、行動へと方向づける形式の一つとして機能する。

現代のような転換期には、これまで自明とされてきた前提そのものが揺らぐ。そのままでは新しい状況に充分に応答できず、変化を先取りすることもできない。このため必要となるのは、個別の課題への対処に先立ち、《認識と判断》を支える前提を点検し、組み替えていくことである。こうした前提は、概念、経験、物語、手本、対話といった媒体を通じて受け継がれ、また揺さぶられ、再構成されていく。

 

 
 
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