00133 Stories as data & theory
 

生活者が、自分の好きなブランドについて、なぜ好きなのか、なぜ買ったのか、なぜ今でも捨てずに取っておいているのかについて語る。こうして得られたブランドをめぐる物語は、そのブランドと生活者との関係を知るデータになります。一方で、物語とは、ある行為や出来事がなぜ起こったのか、を示す理論にもなります。このことを、Scott (2000)は、次のように表現しました:Stories ... collecting them as data and telling them as theory. 「物語」というと、物語じたてのテレビCMのように、広告・宣伝の道具のように思われがちです。しかし、それだけにとどまりません。「物語」は、顧客の生活経験や消費文化を知る「データ」にもなりますし、消費行動やマーケティング「理論」を表現するためにも用いられます。


関連情報:
       ◉ 物語と人間の相互関係 (ARCHIPELAGOs 00056)
       ◉ ポストモダン消費者研究 (ARCHIPELAGOs 00130)

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